過多月経・月経困難症

現代人は生理が多い

内科現代女性は、昔の女性に比べると出産回数が減ってきたことで、月経の回数が増え、また月経がある期間も長くなったと言われております。月経トラブルでお悩みの方も少なくありません。そんな方は、排卵を抑えたり月経回数を減らす治療を検討されることをお勧めいたします。

過多月経

月経の出血量は一般的に40mL前後とされており、140mL以上になると過多になります。ただし、出血量を測ることはできませんから、貧血の有無や問診で判断されます。 過多月経は、機能性過多月経と器質性過多月経の2つに大きく分けられます。機能性過多月経は、性ホルモンの分泌異常や子宮内膜で止血凝固機能の異常があって子宮には問題がないものです。器質性過多月経は、疾患の症状として現れているもので子宮筋腫や子宮内膜症、子宮内膜ポリープ、血液疾患などが原因になっている可能性があります。

月経困難症

月経中に起こる下腹部の痛み、腰痛、頭痛、吐き気、イライラ、抑うつなどの症状が日常に影響するほど強く出てしまうことを月経困難症と言います。10~20代の若い世代でも多く見られ、15~49歳までの女性では7割以上が月経困難症とも言われております。

月経困難症の種類

月経中に起こる下腹部の痛み、腰痛、頭痛、吐き気、イライラ、抑うつなどの症状が日常に影響するほど強く出てしまうことを月経困難症と言います。10~20代の若い世代でも多く見られ、15~49歳までの女性では7割以上が月経困難症とも言われております。

機能性月経困難症

機能性月経困難症は、病気がないのに生理痛が強いものです。子宮内膜から発生する「プロスタグランジン」という物質により痛みが強く感じます。

器質性月経困難症

器質性月経困難症は子宮の病気が原因で起こる月経困難症のことです。原因となる主な疾患には子宮内膜症、子宮腺筋症。子宮筋腫があります。この場合は、疾患に合わせた治療が必要になります。

月経トラブルに有効な治療

低用量ピル

生理痛に有効な治療法としてピルがあります。ピルは避妊薬として有名ですが、月経痛の治療薬としても効果的です。ピルには黄体ホルモンという女性ホルモンが含まれております。黄体ホルモンの働きで、子宮内膜の増殖を抑えることで、子宮内膜は薄くなります。これにより経血量の軽減、月経痛の緩和、期間の短縮が可能になります。

ミレーナ

ミレーナは避妊内避妊器具(避妊リング)です。ミレーナもピル同様に黄体ホルモンが付加されており、持続的に子宮内に放出します。これにより子宮内膜の増殖を抑え、子宮内膜が薄くなり、月経量を減少させることが出来ます。

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